30万超えパソコンと同じCPUを搭載したGALLERIA XL7C-R36H

GALLERIAXL7C-R36H

189,979円で販売されているドスパラで販売しているサードウェーブのGALLERIA XL7C-R36Hは、現在販売されている中で最上位モデルとなるGALLERIA ZL7C-R38H(319,980円)と同じCPUを搭載しています。

グラフィックボードなどのパーツを変えることにより価格差をつけているので、ゲーミングPCノートの購入予算を20万円以下に抑えたい人はGALLERIA XL7C-R36Hを選ぶといいでしょう。

目次

GALLERIAゲーミングPCの最上位機種に近い装備

GALLERIA XL7C-R36Hと最上位機種であるZL7C-R38Hの違いはグラフィックボードのグレードと、メモリとドライブの容量です。

機種名XL7C-R36HZL7C-R38H
CPUCore i7-12700HCore i7-12700H
グラフィックRTX 3060 6GBRTX 3080 16GB
メモリ16GB32GB
ドライブ512GB NVMe SSD1TB NVMe SSD

ドスパラ公式サイトのグラフィックボード比較では下記の性能差になりました。
(RTX3080は10GBの測定結果のため参考値としてください)

引用元:ドスパラグラフィックボード性能比較

およそ2倍の性能差ではありますが、プラットフォームのSteam社が調査した市場のシェア率はRTX3060が上回っています。

引用元:Steamハードウェア調査 2022

このことから、ベンチマークテストでは倍の数値になってしまいましたが、多くのパソコンで使われているのはRTX3060だとわかります。

グラフィックボードの性能が突出していても、使用するアプリや遊ぶゲームの推奨スペックを上回っていれば快適性は損なわないため、RTX3060を選択するユーザーが多いといえるでしょう。

また、メモリは人気ゲーム「エーペックスレジェンズ」の推奨容量は8GB。動画編集ソフトのAdobePremiereProでは16GB(4K編集なら32GB)を推奨しておりXL7C-R36Hも対応できるメモリを搭載しています。

GALLERIA XL7C-R36Hは、4K動画の編集やメモリ16GB以上を推奨するゲームでもない限り、上位モデルと価格や性能差はあっても遜色なく使えることがわかります。

GALLERIA XL7C-R36Hはノートパソコン販売ランキング1位

GALLERIA XL7C-R36Hは多数あるゲームノートPCのなかで、もっとも売れているパソコンです。(2022年10月現在)

ランキング1位から3位までの性能比較は下記のとおり。

機種XL7C-R36HRL7C-R35HZL7C-R37TH
OSWindows 11Windows 11Windows 11
CPUCore i7-12700HCore i7-12700HCore i7-12700H
グラフィックRTX3060 6GBRTX 3050 4GBRTX3070Ti 8GB
メモリ16GB16GB32GB
ストレージ512GB512GB1TB
価格189,979円159,980円275,980円

価格は2022年10月15日現在

ドスパラで販売しているサードウェーブのノートゲームPCは122,980円~319,980円で9機種を販売しています。

最安値のパソコンでは快適にゲームを楽しめるか不安、しかし30万円では予算を超えてしまうという人は、中間の価格帯で上位機種に近い部品構成のGALLERIA XL7C-R36Hは選択しやすい機種だといえるでしょう。

GALLERIA XL7C-R36Hの口コミ・評判

ドスパラ公式サイトのユーザーレビューより抜粋した実際の口コミです。

見た目はすっきりしていてロゴマークもかっこいいと思います。 ただ1時間の使用でもかなり発熱します

発熱のレビューは上記の他に3件ありました。前モデルに比べると本体がスリム化されたぶん、排熱口は小さくなっているため、熱がこもりやすい可能性もあります。

コンピューターの発熱源はCPUやグラフィックボードなので、ドスパラで販売しているサードウェーブの製品以外でも似たようなスペックのパーツを搭載していれば同じ症状になります。

動画編集に使う上では問題ないスペックと感じています。

高精細化するゲームにあわせて、ゲームパソコンは描写能力を高めた仕様になっています。そのため、動画編集のように処理が「重い」といわれる作業にも最適です。

納期が早くて助かりました

カスタマイズできればもっと良いです。

以前はCPUやメモリ容量などを変更できましたが、現在は本体の種類を増やすことでカスタマイズしなくても使える仕様を販売しています。

そのため、最短で翌日出荷に対応しており、GALLERIA XL7C-R36Hはカスタマイズしても翌日出荷。購入時にはなるべく自分が希望する構成に近いパソコンを選ぶようにしましょう。

GALLERIA XL7C-R36Hのスペック

ディスプレイ16インチ 狭額ベゼル リフレッシュレート165Hz 非光沢WUXGA液晶(1920×1200ドット表示)
OSWindows 11 Home 64ビット
オフィスソフトなし
SteamSteamクライアントのインストール
CPUインテル Core i7-12700H (2.30-4.70GHz/14コア/20スレッド)
グラフィックNVIDIA GeForce RTX3060 6GB
メモリ16GB DDR5 SO-DIMM (PC5-38400/8GBx2)
SSD512GB Gen4 NVMe SSD
カードリーダーSDカードリーダー (SDXC・SDHC対応)
入出力3.2Gen1 Type-A×2
3.2Gen2 Type-C
Thunderbolt4 Type-C
マイク入力・ヘッドフォン出力 共用端子
HDMI2.1
サイズ358(幅)×247(奥行き)×20.0(高さ・最薄部) mm
重量約2.15kg
持込修理保証保証期間1年

搭載されているインテル Core i7-12700Hは論理CPUは20個に達します。

高負荷なゲームプレイにおいても分散処理することや、複数のプログラムを並行して処理するマルチタスク能力により、画像処理が複雑な場面でもCPU使用率100%に達してフリーズしてしまうことはありません。

CPUの動作状況

GALLERIA XL7C-R36Hにはエクセルやパワーポイントのオフィスソフトは付属していないので、必要な人は購入時にカスタマイズしてください。(+22,000円~)

1年間の無償保証のほか、有料で最大5年の延長保証や、液体こぼしもドスパラで負担してくれるセーフティサービスもあります。

パソコンは少ない部品点数で作られるため故障は少なめ。しかし、頻繁に持ち歩く人や不注意で破損する心配のある人は有料保証の加入をおすすめします。

GALLERIA XL7C-R36Hのベンチマーク性能

FINAL FANTASY XVは「非常に快適」から「動作困難」の8段階でパソコンの動作を分析するベンチマークソフトです。

GALLERIA XL7C-R36Hは、もっとも負荷の高い高品質モードで「快適」となり、動作に問題がないことを表しています。

FINAL FANTASY XVベンチマークソフト
高品質モードでベンチマーク

モードを変えて検証すると更に良い結果に。

モードスコア評価
高品質7,712快適
標準10,029とても快適
軽量12,701非常に快適

処理の重いゲームでも快適にプレイできるのはベンチマークテストでわかりましたが、高負荷での動作は発熱量も増加していました。

高負荷で作動中のCPUは使用率50%ほど。しかしグラフィックボードは95%~100%で推移しています。部品温度も80度を超えていたことから内蔵ファンが作動して排熱口から熱風を排出しました。

ベンチマーク中グラフィックボードの状態

このことから、ユーザーレビューにあったとおりゲームプレイ中は発熱するため、排気によるファンの音は大きめだと考えておきましょう。

GALLERIA XL7C-R36Hの写真レビュー

GALLERIA XL7C-R36Hはダイヤモンドカットをアクセントにしたシンプルなデザインです。

GALLERIAにはブラック基調でプラスチック素材の機種もありましたが、アルミボディを採用することで衝撃に強い剛性と高級感のある本体を両立しています。

エッジ加工と薄型化でコンパクトに見えるデザイン

GALLERIA XL7C-R36Hの外観
エッジデザイン
UL7C-R37356mm× 234mm× 21.6(最薄部) mm
XL7C-R36H358mm× 247mm× 20.0(最薄部) mm

※幅×奥行き×高さ

XL7C-R36Hは従来モデルと比較しても小さいわけではありません。GALLERIA U-SeriesのUL7C-R37と比較すると高さ以外は大きくなっています。

とはいえ、XL7C-R36Hは角を斜めに切り落としている効果で小さく見える外観に。最薄部の高さは20mmとすることにより重量感が消え、全体的に軽量コンパクトな印象です。

ダイヤモンドカット
GALLERIA XL7C-R36Hの全体
全体写真

グレー系の本体色は大人しさを感じさせ、ビジネスシーンに溶けこみやすい色といえます。

ブラックなどと違った淡い色のボディ色は、ウッド調のテーブルに置いても違和感がなく、外出先で使用してもパソコンだけ目立ってしまうことはないでしょう。

机に置いてみるとゲームPCとしての存在感を求める人には物足りなさを感じるかもしれません。

GALLERIAXL7C-R36Hを設置
事務机の上に設置

しかし、ゲームだけではなく動画編集などビジネスユースとしても使いたいときには、落ち着いた外観であるGALLERIA XL7C-R36Hはおすすめです。

16インチ狭額ベゼルで没入感向上と作業領域の拡大

GALLERIA XL7C-R36Hに採用される16インチ液晶と、MacBookProの13インチ液晶の大きさを比較すると約1.2倍の違いに。

ゲームをプレイするときは大画面のほうが迫力が伝わりやすく、FPSゲームなら相手の動きや情報もみやすくなります。

macbookpro大きさ比較
MacBookProと並べたところ

最大165Hzの高リフレッシュレートディスプレイなので、キャラクターの動きもなめらか。

狭額ベゼルによる視覚効果で画面をより大きく感じるようになり、ノートパソコンであることを忘れてゲームに集中するでしょう。

狭額ベゼル

また、16インチ液晶であることからディスプレイに顔を近づける必要がなくなります。気づかないうちに猫背でゲームしている、視力低下が心配、という人にも大画面のGALLERIA XL7C-R36Hは最適です。

液晶画面は非光沢です。蛍光灯などの照明器具は映り込みませんし、どの角度から見ても色調に変化はありません。

光沢ディスプレイはガラスなどの透明素材を液晶画面の上に貼り艶を出しています。その代わり指紋が付きやすく定期的に掃除しないと汚れが目立こともあるので好みが分かれるところでしょう。

TYPE AとCに対応するUSB端子を採用したインターフェース

TYPE CのUSBしか搭載していないMacユーザーから聞かれる声として多いのは「USBメモリが使えない」「プリンターを使えない」です。

GALLERIA XL7C-R36HはTYPE AとCのUSBを採用することにより、従来の周辺機器も互換性を気にせず使えます。

本体の両側に配置してあるので、接続時の配線も邪魔になりません。

左側面の入出力ポート
右側面の入出力ポート

SDカードリーダーも搭載。動画撮影したSDカードを直接挿してデータ編集できます。

HDMIを使って外部モニターに出力すればデュアルモニター化して作業効率を上げたり、連動して表示させれば大画面にプレゼンにも有効です。

WEBカメラには、通常のカメラ機能のほかにWindows Hello対応の近距離赤外線IRカメラ機能も付いています。

Windows Hello は、PIN、顔認識、または指紋を使って Windows 11 デバイスにすばやくアクセスできる、よりプライベートで安全な方法です。

引用元:WindowsHello の概要とセットアップ

これにより、ログインやカード決済時のPINコード入力や指紋認証を、顔認証で承認できるようになります。

ゲームを無難にプレイできて日常使いでは高性能を発揮するノートPC

ベンチマークテストにあったように、軽量モードなら「非常に快適」ですが、ゲーム本来の描写を活かす高品質では普通の評価です。

ゲームプレイ中にフリーズしたりキャラクターの動きが不自然にならなくても、光や水面の反射など細かい表現力は上位モデルにかないません。

ゲームを最高の状態で遊びたい人は、ドスパラ公式サイトで上位モデルを検討してみるのもおすすめです。

とはいえ、連続した描写のない家庭や仕事などの画像処理ではGALLERIA XL7C-R36Hなら快適に作業できるので、ゲームはそこそこ楽しみつつオールマイティなパソコンを探している人に最適な1台といえるでしょう。

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